インストラクターブログ

水の実験(東京大志学園 柏校)

お久しぶりです。A.K.です。今回は7月15日(金)にて「東京大志学園 柏校」の皆様を当館へお招きし、イベントを開催した報告です。

今回のイベントは「水」をテーマとして2つの実験を行いました。

一つは光の屈折です。湯船につかっていると足が思ったより浮いて見えたり、水の入ったコップにストローを指すとストローが曲がって見えたり、身近なところでも光の屈折を体験できます。今回は模様の入った小皿を用いて実験を行いました。

「水」のテーマの中から私が「光の屈折」を題材にした理由は光の屈折による“勘違い”が“命の危険”につながる可能性もあるからです。空気中から水中をのぞくと物体が浮かび上がって見え、川や海の底が浅く見えてしまい、入ってみると思った以上に深いといった勘違いに繋がります。夏を前に、海やプールなどで水遊びしたいと考えている人はたくさんいると思いますが、一時のテンションに任せてとびこみたい!という気持ちを抑えて、深さを確認してから行動しましょう。

実験は東京大志学園 柏校の生徒さんや先生にも楽しんでいただけました。実験の後は館内の自由行動とインストラクターへの質問コーナーを行い、大変盛り上がりました。

質問コーナーの中で「どうして理系の道へ進もうと思ったのですか?」と聞かれました。私は勉強が大の苦手で、特に数学と理科は理解ができないレベルでした。ある時イベントで電磁誘導の実験を行い、「あれ?これってこの間学校で習ったあの話か!」と頭の中と黒板の文字だけではわからなかったことが、実際に手を動かすことで理解できました。そこで、実際に見て、聞いて、動かして学ぶことができる理系の学問を志すようになりました。勉強が苦手、特に数学や理科が難しいと感じている方も、ぜひ当館に足を運び、“科学を理解する喜び”を知ってほしいです。

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光の屈折の展示