インストラクターブログ

レポートの量

こんにちは!学生スタッフのI.H.です。突然ですが、理科大のレポート量について知っていますか?結論から言うと、理科大のレポートの量は多すぎます。毎週必ず実験があって、その度実験レポートを書かされます。大体、実験の原理や方法で5〜10枚、結果や考察で10〜20枚、さらに課題が5枚ついてきて少なくとも20枚近く、ひどい時は40枚以上レポートを書かないといけないです。レポートの内容も学年が上がるにつれて高度になっていくので、余計に時間が掛かるようになっていきます。僕は、学部生時代は部活動もやっていたので常に寝不足で辛い思いをしていました。現在はレポートから解放され、毎週締切に追われることがなく、それだけで幸せを感じています。また、私は今年から修士1年になって実験のTAをしており、レポートを書く側から評価する側になりました。実験レポートで苦しんでいる学部生たちを見ると懐かしさを感じます。

最近、神楽坂の近代科学資料館の理科大の歴史が書いてある年表を見る機会があったのですが、こんなにもレポート量が多いのは東京理科大学の歴史に関係があるようです。理科大は「国家の発展には理学が必要不可欠である」という考えのもとにできた大学で、当初は来るもの拒まずで、入試がなく誰でも希望すれば入学できました。しかし、その分厳しいルールがあり、試験に合格しなければ進級できず、2回留年すると退学になったそうです。理学の普及を目的としているため、実力主義になっているので学びに厳しく、レポートの量や留年生が多いのではないかと思います。写真は3年生時にレポート作成のために撮った写真で4500枚あります。レポート1枚書くのにもたくさんのデータが必要なので、こんなにも多くの写真があります。今でも手元に残っているものでこの数なので、実際にはこの数の3倍近くあるはずです。なかなか大変な大学に入ってしまいましたが、確かにその分実力はついた気はしています。

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レポートの思い出