インストラクターブログ

かはくでの思い出

はじめまして、学生スタッフのI.K.です。私は物理学専攻の修士1年で、宇宙の誕生・進化についての研究をしています。私は高校生のころから国立科学博物館に通うことが好きで、なるほど科学館の仕事に興味を持ちました。今回は私の国立科学博物館での思い出について話そうと思います。

高校生時代、私は理系科目全般に興味があり、分野を問わず何でも勉強したいと思っていました。そのため幅広い展示やイベントがある国立科学博物館は当時の私にとってうってつけの場所でした。特に地球館にある物理学の展示では、学校では習わないような最先端の知識が展示されていて興味深かったです。そこには飛んできた宇宙線の軌跡を見せる「霧箱」という装置があり、実際に素粒子がその場にあることを実感できました。他にも、葛生で行われた化石採取のイベントに参加したこともあります。フズリナの化石(右の写真)を採取し、コミュニケーターの方から古生物について多くのことを教えてもらいました。教えていただいたことはノートにまとめてあり、今でも家に置いてあります。

これからも科学の楽しさを忘れず、たくさんの知識を吸収していきたいです。そして国立博物館で教えてもらったように、お客様と科学の面白さを共有していきたいです。

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高校生時代に採取したフズリナの化石