初めまして、理工学部応用生物科学科のT.Sです。

さて、現在は毎年猛威を振るうインフルエンザの時期です。あの悪寒と関節痛はひどく辛いもので、「今年もかかるまい！」と意気込む季節でもあるかもしれません。

しかし、今年は“新型コロナウイルス”が世界を脅かしていますね。今回は、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの両方に有効な予防策の一つである、“アルコール消毒”について、少し紹介できたらな、と思います。

まず、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスはともに、コロナウイルスに分類されます。このウイルスは、脂質でできた膜を一番外側に持っており、その膜をくっつけてヒトや動物の細胞に入り、増えます。ここで、アルコール消毒の成分であるエタノールは、このウイルスの膜を溶かす働きがあるため、このウイルスは、ヒトや動物の細胞に入ることが出来なくなります。

現在、資料・ポスターを作成する担当で、お客さまとお話する機会が少ない私ですが、この授業のない春休みの機会に沢山経験を積んで精進してまいります！