インストラクターブログ

『東京物理學校雜誌』

あっという間に2019年が終わりまして、2020年になりました。明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。皆さんにとって幸多き1年になりますように。

初めまして。理学部化学科4年のK.Hです。よろしくお願いします。2019年4月からこのなるほど科学体験館開館に伴う引っ越し作業で近代科学資料館の学生スタッフの一員となりました。そんな私が7月から現在も行っている作業についてお話したいと思います。

タイトルにもありますが、我が東京理科大学の前身である東京物理學校にて発行されていた『東京物理學校雜誌』と日々向き合っています。この中には東京物理學校に携わった先生や学生の論説がたくさん掲載されています。これらの論説をタイトル、タイトルのフリガナ、著者名、著者名フリガナ、号数、ページ数を目次が一覧化された冊子を見ながら一つのファイルに打ち込み、データ化しています。

なんと『東京物理學校雜誌』は628号も発刊しており、計1500以上の論説が掲載されています。現代の科学の礎を紹介している凄さを驚き、東京理科大学の歴史の長さを感じました。

第一号発刊は明治24年12月、第500号発刊は昭和8年7月…。私達が今いる令和元年の時代まで、ずっと理科大が続いているのだと思うと何かグッとくるものがあります。旧漢字との格闘の日々で凄く時間のかかる作業ではありますが、この歴史をずっと先まで伝えられるように一生懸命データ化したいと思います。

この第一号はなるほど科学体験館に展示されています。是非ご自分の目でご覧になって、東京理科大学の歴史の深さを感じてください。

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東京物理學校雜誌第一号