資料館スタッフブログ

さくらサイエンス

こんにちは、資料館学生スタッフのS.H.です。6/18(水)にさくらサイエンスという企画でインドやマレーシア、台湾、ウクライナの高校生が近代科学資料館に訪れてくださいました。私は、和算及び、『新編塵劫記』という和算書の説明を英語でしました。

和算とは、江戸時代の日本での数学のことで、和算の発展に大きく寄与したものとして知られているそろばんのマニュアルとして、『塵劫記』という本があります。塵劫記には様々な版があり、その中で最も普及したといわれているのが新編塵劫記です。新編塵劫記では、和算の道を志す者に対する12の問題が載せられています。このように、後世に問題を与える様式は遺題継承と呼ばれ、和算の文化として根付いていきました。

上記のような説明を終えると、高校生の方から、「江戸時代は西暦何年ですか?」と聞かれ、日本での時代区分は海外の人には疑問に感じる点となるのだなと思いました。

また、別の高校生から”Your pants is good”と言われ、また、他の高校生にも服装を褒められ、2ショットも求められたので、自分の服装は海外でも通じるのか、と嬉しくなりました。ただ、彼らの話す英語についていけず、雰囲気で会話している状況が多かったので、もっと英語の勉強をしないといけないなと思いました。

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見学する高校生たち