資料館スタッフブログ

野田との違い

どうもこんにちは、なるほど科学体験館学生スタッフのY.K.です。

ここ最近は、なるほど館のスタッフながら神楽坂キャンパスにある近代科学資料館で働くことも増えたので、僕が感じたなるほど館(野田)との違いをこの場に残しておこうと思います。

まず初めに、展示の性質の違いが挙げられます。近代科学資料館は理科大の歴史に焦点が当てられており、東京物理学校(現東京理科大学)の創設者にまつわる企画展示や大村智先生のノーベル賞受賞展示もここで行われています。それ故に、OBのお客様が多いですし、今と昔の理科大の違いについてお話することも多々ありました。

一方で、なるほど科学体験館は1Fで体験型の数学展示を展開しており、2Fでは計算機の展示を主としつつ、学生スタッフによる卒業制作を展示するという独自の進化を遂げています。様々な学科の卒業生が卒業していきますから、卒業展示も各学科の特色がみられるものになっています。

次に挙げられるのは、立地の違いです。近代科学資料館は飯田橋駅から徒歩5分圏内という大都会に位置しています。また、都会ではあるものの昔ながらの街並みを残しており、老舗の飲食店も多く、とても楽しい街です。アクセスが良いのでたくさんのお客様が訪れます。

一方で、なるほど科学体験館のある野田は、とても静かな場所です。運河が流れていて、春は桜がきれいに咲きますし、5月ごろには一面菜の花が咲くので、自然にあふれたとても気持ちの良い場所です。子育ての町「流山市」が近いせいか、小学生とその親御さんが良く来られています。展示も体験型のものが多いので、数学を好きになるきっかけになれていると思います。

この他にもたくさんの違いがありますが、どちらにも素晴らしい展示とそれを支えるスタッフがいるということは共通しています。ぜひどちらにも足を運んで、見学を楽しんでいただければ幸いです。

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近代科学資料館