皆さまこんにちは、近代科学資料館スタッフのH.Tと申します。

いつの間にか夏休みも数日となり、名残惜しいという気持ちと友人に久しぶりに会えるという気持ちのせめぎあいに心を揺さぶられる日々を過ごしております。

さて、今月下旬から始まる富士山企画展ではたくさんの機器や資料などを見ることができるのですが、その中で特に自分がおすすめしたいのはジオラマで作られた富士山測候所です。測候所の建物やその周辺を行き交う人々とともに再現されており、まごうことなき本物の測候所となっています。今回のジオラマは製作者様がもともと作ってあった測候所のジオラマに、人々を追加したうえでブラッシュアップを行ってあるため、より臨場感がある作品になっています。自分も去年ちょうど今の時期に富士山を登ったのですが、測候所周辺にたどり着くので精いっぱいで周りをつぶさに観察することができなかったので落ち着いて観察できるジオラマは素晴らしいと感じるとともに、当時の人々はわざわざ富士山に登って気象観測を行っていたと考えると頭が下がるばかりです。

だんだんと暑さが収まっており、過ごしやすい季節の足音を感じます。ぜひ近代科学資料館へ足を運んでくださるととても嬉しいです。スタッフ一同心よりお待ちしております！