資料館スタッフブログ

サボニウス型風力発電機

皆様はじめまして。5月からここで働かせていただくことになった理学部第二部化学科1年のK.Yです。

私が初めて東京理科大学を訪れたときの話をします。当時、小学生だった私は理学部物理学科の川村康文教授の「サボニウス型風力発電機の作成」という実験に参加しました。ノーベル化学賞を受賞の白川英樹先生も参加されて楽しかった中、唯一今でもトラウマになっているのが発電用のコイルに銅線を巻く作業です。他の参加者は次の工程に進むのに、私はいつまでもコイルを巻き続け、「巻いても巻いても終わらない!」と嘆いていました。この時、子供ながら私には物理は向いていないのだと実感させられ、さらにもう二度と理科大に来ることはないなと思っていたのですが…今では理科大に通っています。

昔、帰り際に立ち寄った近代科学資料館でアルバイトすることになるとは夢にも思いませんでした。初めてのアルバイトで未熟な点も多いと思いますが、誠心誠意努めてまいりますのでどうかよろしくお願いいたします。

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展示中の手回し発電実験装置