資料館スタッフブログ

津久戸小学校

新年あけましておめでとうございます。もう冬休みも終わり、テストで忙しい毎日を送っております。資料館学生スタッフのT.Yです。

今回は津久戸小学校の生徒たちが、近代科学資料館の見学にいらしてくれたことを振り返りたいと思います。最近は資料館もだんだんと賑やかになってきまし た。特に去年の11月は連日のように小学校、中学校、高等学校の生徒たちが資料館に団体見学にいらっしゃり、私たち学生スタッフも慣れない中、一生懸命に展示物の解説と案内をしていました。特に来館された人数が多かったのが津久戸小学校です。津久戸小学校は東京理科大学と同じく神楽坂にあり、東京物理学校が神楽坂に牛込神楽坂校舎を構えた頃に創立した大変歴史のある小学校だそうです。同じ神楽坂にある大学として、将来の進路の参考にして頂けるよう、資料館の展示物を紹介すると共に、東京理科大学にある研究室や、大村智先生のイベルメクチンについて、歴史を交えながら解説しました。

最初は小学生にイベルメクチンや本学の歴史に興味を持ってくれるか不安でした。しかし嬉しいことに、生徒たちは理科に興味を持っている方が多かったようで、展示物を熱心に見学していました。驚くべきことに、津久戸小学校の生徒たちの中には、大村智先生のノーベル賞受賞理由について存じているだけではなく、イベルメクチンの発見経緯まで熟知した方もいらっしゃいました。私は学生スタッフとして解説することがなくなってしまいそうになり、付け加えるようにイベルメクチンの解説をしましたが、生徒たちの知識の多さには本当に感心したことを覚えています。

近代科学資料館は今後、コロナ禍前のように、多くの学校の方たちや、お客様を迎えられるようになると思います。今年はそれに備え、来館者皆さんに、さらに分かりやすい解説をできるようにしていきたいと思います。


神楽坂にある津久戸小学校