資料館スタッフブログ

入門力学の再試験

皆様こんにちは!理学部第二部物理学科2年になりました資料館スタッフのM.O.です。学内試験を終え、私たち理科大生は春休みを迎えました。春の陽気が心地よく、のんびりと過ごされている頃でしょうか。

そんな心地よく眠くなりがちなこの季節に、僕は我学部の関門科目の再試験に引っかかってしまいました。科目は入門力学です。この入門力学では、ニュートンの運動の法則に基づいて展開された古典力学から、より難しい解析力学への流れを学ぶことができます。

力学というとみなさんはどんなものを想像するでしょうか?中学校で習った、物体に働く力、力学的エネルギー…これらは力学の1部分にすぎません。これらの力学は古典力学の中にあり、他には構造力学、流体力学、材質力学…など20種類近くの力学が存在するそうです。僕が入門力学で学んだのは古典力学です。具体的には運動方程式やエネルギーなどの式に微分積分を用いて、数値的に解いていくことを学びました。

対策は、本試験で解けなかった問題を100%解けるようにしました。また、本試験の問題の解答は開示されないため、完全解答を作るのに苦労しました。解答を作る中でわからない式を調べたり、友達に聞いてみたりして理解を深め、発展問題への取り組みもしました。ちなみに使った参考書は院試用のものだったため、難しかったです。

個人的に好きなのはヨーヨーの問題です。

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この問題は、新しく学んだ慣性モーメント、回転運動の運動方程式などを用いて解くのですが、身近なヨーヨーの回転運動を式で表すことができるところが好きです。ちなみに再試験には出ませんでした(泣)

無論、再試験には受かったわけですが、本試験の不合格通知が届いたときには冷や汗が止まりませんでした(資料館スタッフである以上、留年は絶対にできないため)。