資料館スタッフブログ

キログラム原器

久々のブログで、書きたいことが多すぎて何から書こうかと戸惑っています。 とりあえずは、季節のあいさつからですね!

はや師走。炬燵が恋しいころとなりました。 皆様いかがおすごしでしょうか?

私は、毎日が平成最後と慌ただしく過ごしております。 ふと今年を振り返ると色々とありました。 資料館にお世話になり始めたこと、宇宙教育プログラムのメンターになったこと、

そんなわけで、今年あった最も衝撃的なことについて振り返ってみます。

それは、やはり何といっても「1 kg」の定義が変ったことです。 これまで、1 kgはフランスにあるキログラム原器で定義されていました。 キログラム原器は、世界に一つしかありません。キログラム原器にお目にかかろうとした日には大変です。 異なる鍵を持つ3人の管理人が集まり鍵を開ける必要があり、さらにその向こう側には金庫が待っているのです。

キログラム原器の複製は40個作られ、世界中に配布されています。 その複製を基にして分銅が作られ、私たちの身の回りの質量が決められているのです。

しかし、最近このキログラム原器が複製に比べて軽くなっていることが分かったのです。

これは大問題です。

世界中の物理学者は、もっと厳密な定義ができないか?とずっと話し合ってきました。 そうした結果、新しく「プランク定数」を用いて定義し直すことにしたのです。

プランク定数を用いた定義を簡単に少しだけ アインシュタインが発見した「エネルギーと質量の式」と「エネルギーを振動数とプランク定数を用いて表した式」の2つを用いて質量を定義するのです。 つまり、新しい質量の定義は、距離と時間の定義に依存してきめることができるのです!

うーむむ、プランク定数が精密に実験で求められるようになったこと、アボガドロ定数を用いて定義しようとする流れもあったこと、でもアボガドロ定数とプランク定数の間には関係式が存在すること等々まだまだ書きたい事が沢山、、、。

書きたい、でも書けない、どうしよう(´;ω;`)ウゥゥ

あきらめましたよ どう諦めた あきらめきれぬと あきらめた。

ってなわけで、またブログを書くこととします(;´∀`)

        
kg
さよなら平成