資料館スタッフブログ

技術継承プロジェクトツアー

        

こんにちは、この頃冬は寒くて寂しくて嫌だなんて考えているS.S.です。

先日、富士通(株)さんの川崎工場の方にお邪魔してFACOM138Aツアーに参加してまいりました。  ツアーではFACOM138Aの紹介から始まり、計算をするところを実際に見せていただきました。 大きなコンピュータは資料館にもありますが、周辺機器も含めて資料館のものよりも大きく、 ランプがついていて実際に動いている様子はとても感動的なものでした。 また、計算のデモだけではなく、わざと不具合を起こさして点検をするということまで、こと細かに説明していただきました。

ツアーの最後にはプログラム(パンチ穴あけ等)作成体験をしました。今となってはキーボートを打つだけで数値を入力できますが、 パンチカードにプログラムの穴を開けて、それを専用の機械で読み込ませるというものです。 計算をさせると約3000個のものリレーが一斉にカチャカチャとリレー特有の音を奏で、 ああっと、なんとも素晴らしいものでした。私は異国に行った少年のように舞い上がってしまいました。

ツアーにご参加いただいた方にも詳しい方が多くいらっしゃいまして、説明を一言でも逃すまじというようなとても真剣な眼差しをされていました。 また、参加者からの質問もとても専門的なことばかりで私なんかはチンプンカンプンでしたが、 素人ながらとても贅沢な空間だなと感じました。

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FACOM138Aのバックヤード