資料館スタッフブログ

電気雑誌「OHM」

こんにちは、工学部工業化学科3年のH.M.です。
現在近代科学資料館では企画展「パラメトロンとリレー計算機」を開催しています。その展示品の1つに電気雑誌「OHM」があります。

「OHM」は大正3(1914)年から100年以上、日本の電気技術や電気エネルギーに関連する情報を追い続けている雑誌です。電気技術については、その年の注目すべき発明や今後注目すべき研究内容などについて取り上げ、電気エネルギーについては、電力供給のための発電技術や管理技術などについて取り上げています

そして今回の企画展で「OHM」を展示している最大の理由が、昭和30(1955)年に増刊号として発行された「電気計算記号」です。機械式の微分解析機、電子管式アナログコンピュータ、UNIVAC60、更には今回の企画展のテーマのリレーとパラメトロンについても書かれています

当時これらの技術が研究され、改良の途上にあったことがわかり、今後の応用や発展への期待も読み取れるとても貴重なものだと思いました。

kinentaika
電気雑誌「OHM」祝100周年!!