資料館スタッフブログ

情報処理技術遺産

こんにちは、K.K.です。 久しぶりに資料館に戻ってきたら皆、次の企画展の準備で忙しくしており、私もその波に乗りつつ、展示パネルを作成しています。

さて、私が作った展示パネルですが、“情報処理学会“による情報処理技術遺産”、”IPSJコンピュータ博物館”の概要を書いたものです。日本では最初のコンピュータが作られてから半世紀以上が経過しましたが、それらは貴重な資料であるにも関わらず、保存・管理には場所をとるなど継続的な管理は厳しいというの現実です。 そのような中で情報処理学会は、貴重な歴史的な遺産を情報として保管できるメリットから、ウェブページ上に、バーチャル博物館であるにIPSJコンピュータ博物館を設置しました。一方で既存の資料も多くあり、そのような保存努力とこれからの継続を願い、始まったのが情報処理技術遺産認定制度です。近代科学資料館でも“微分解析機”、 ”FACOM201”などが情報処理技術遺産に認定されており、“微分解析機”は展示だけでなく週2回実演も行っています。

貴重な資料が展示されている資料館でこれからも計算機の魅力、歴史を伝えていけるよう精進していきたいと思います。

kinentaika
情報処理技術遺産認定証