資料館スタッフブログ

教師とは

こんにちは、M.Y.です。

僕は、今日も資料館でせっせと資料館のお手伝いをしておりまする! というのも、「身近な数学」という企画展が始まって大忙しなのですね(汗

そういえば、6月26日に「小倉金之助の生涯とその時代」という題目で阿部博行先生のご講演がありました。これが、とてつもなく考えさせられる講演であったのです。何が感動したって、小倉金之助は裕福な家庭に生まれたものの勉学に勤しむような環境ではなかったのにも関わらず、大数学者になられたという点です。

講演の中で、小倉金之助は
「いかなる状況になってもめげない」
「広い視野を持って考える」
「批判的精神を持って物事に接する」

という姿勢をずっと持っていたことを知りました。 この姿勢を持つきっかけとなったのは、小倉金之助が小学生の頃の担任、和島与之助の熱心さと勤勉さであったという事にも驚きました。

教職課程履修者のはしくれとして、教師の姿勢という小さなきっかけでも、ここまで1人の人間に大きな影響を及ぼすのかということにハッとさせられ、生徒になってほしい理想像があるのならばまずは教師がその姿勢を示すべきなのだなと強く実感しました。あの講演後も何度も繰り返し頭の中で吟味しています。

このようにですね、色々と考えさせられる企画展「身近な数学」を8月10日まで東京理科大学近代科学資料館で行っておりますので、ぜひともおいで下さいませ(*´∀`)

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企画展示室の様子