資料館スタッフブログ

東京理科大学数学教育研究会

こんにちは、S.K.です。

今週土曜からいよいよ企画展「身近な数学」が開催されます。 館内では、恒例の学芸員Oのフロアを行ったり来たりを見ていると企画展が始まるのだな、としみじみ思う次第です。一方で、はじめて企画展準備に携わる学生スタッフが、緊張した面持ちで作業している姿は新鮮で数年前の私の姿を思い出しました。(実際のところは、ボスに叱責されるのを恐れていたので緊張していたのですが、、。)

さて、今回は少し本学の数学教育についてのお話。

本学では、数学教育について実践的な研究を発表する場があります、その名も「東京理科大学数学教育研究会」。1939年に発足し、50年以上の長い歴史があります。今では本学教員、学生をはじめ卒業後数学教員として活躍している方、外部から授業のアイデアを得るために参加している方など様々な方が会員となり自由に討論しています

本企画展で紹介する小倉金之助先生は、この研究会の創刊号「東京理科大学数学教育研究会誌」に携わられました。当時の数学教育をより良きものにしようという意思がつむがれ、現在に到達したと考えると感慨深いものです。

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企画展準備に励む私