資料館スタッフブログ

ガチャの確率

こんにちは工学部工業化学科3年のH.M.です。近代科学資料館では今、身近な数学を大きなテーマとする展示物の作成準備を進めています。

私が担当しているのは「ガチャの確率」です。具体的には、お店のおもちゃコーナーなどに置いてある“ガチャガチャ”と、ゲームアプリなどでレアキャラを狙うような“ガチャ”を当たりが出る確率が違うんです。少し前に“コンプガチャ問題”としてニュースでも取り上げられるなど話題になっていたので、少しご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それほど難しい内容ではないので、内容説明の大まかな構成はすぐに固まると思っていました。しかしこの手の確率問題では“当たる確率”を考えるために“外れる確率”を計算する場合もあり、そのために説明が複雑で分かりにくいものになってしまい、言い回しを変えてみたり図を使ってみたりと、かなり試行錯誤することになりました…。

“誰が聞いても分かるように説明する”というのがどれほど大変な事か、身を持って感じています。今後も展示が完成するまでに、できる限り簡潔かつ本質からずれないような説明の仕方を模索していきます。

zeichiku
※これは筮竹です。