資料館スタッフブログ

新聞整理の実際

あけましておめでとうございます、工学研究科建築学専攻修士2年のH.Y.です。新年最初のブログでは、現在私が行っている仕事について述べようと思います。

現在、資料館には昨年寄贈を受けた戦時中の新聞約4000ページがあります。期間は1940年9月から43年12月の、太平洋戦争開戦直前から戦争中盤に至る頃です。私はその整理を昨年11月より担当しています。

この機会にと思い1月3日、靖國神社の遊就館を個人的に訪問してきました。そこにはこれと同じ新聞が展示されていました。通常はガラス越しにしか見られない新聞を、自分の手に取って見られるという事は、大変貴重な経験であろうかと思います。

新聞整理には思うところが多くありますが、今回はその中でも飛行機と船について述べようと思います。遊就館入口ホールには「零式艦上戦闘機」が展示してあり、新聞にも度々登場します。ただし展示品は後期型の52型のため、登場しているかどうかは不明です(私では外見で前期型の21型などと見分けをつけるのは無理でした)。新聞には水上機の方がよく登場し、多くは「零式水上機」や「強風」などです。一方で艦については写真が粗いのと似た艦が多いことがあってよくわからない、というのが整理をしていて思ったことでした。

本館は新年、17日より通常開館致しますので、どうぞよろしくお願いします。

kouyou
感慨深く新聞を閲覧しているH.Y.