資料館スタッフブログ

南極の氷

日本は現在晩冬、寒さの厳しい季節ですが、南半球の南極は現在晩夏です。60年前の1月29日は、第一次南極観測隊が南極への上陸を果たした日です。長い南極観測の歴史は60年前のこの日、始まりました。これを記念して1月29日まで、はまぎんこども宇宙科学館にて企画展「南極ってどんなとこ?」が開催され、私も冬休み期間そのお手伝いをしてきました。

当展示では南極で採取された本物の氷が展示されていましたが、見た目は普通の氷そのもの。お客さんの触った感想は「冷たい」「つるつるしてる」。中には冷蔵庫に付いた霜を南極の氷だと思って触って帰る人も。南極の氷は含まれている気泡が大昔の大気を観測するうえでの重要な手がかりとなるのですが、触っただけではわからないのも無理はないですね。  

 本学も留年の恐怖におびえる期末試験がおおむね終了し、あとは束の間の春の季節。せっせと勉強に励んでいた学生も、アデリーペンギンのようにのんびりできる時期となりました。暦の上ではもう「立春」です。外堀の桜が満開になるころには、本学も新たな後輩を迎え入れることになります。その間も当館は平常通り開館しておりますので、どうぞご来館ください。

はまぎん こども宇宙科学館 オフィシャルホームページ

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     看板のテーマは「余白の美」