資料館スタッフブログ

ゾムツール

こんにちは!二部物理学科2年のT.M.です。学生スタッフを初めてから、早いものでもう半年以上経ちました。

私は天文学や宇宙開発に関心があり、昨年、宇宙飛行士である向井千秋さんの理科大副学長就任をきっかけに入学してきました。そして、入部した天文研究部のつながりで、当館のスタッフをさせてもらうことになったのです。

スタッフに入る以前には、昨年より本学で発足した「宇宙教育プログラム」を受講し、航空機による微小重力下での実験や、実際に研究に携わっている方の講義に参加しました。向井さんと対談することもでき、浪人せず入学を決めて本当に良かったとしみじみ感じています。

自己紹介はこのあたりにして、現在当館で開催している企画展「数理にひそむ美」についてお話ししましょう。多面体には多くの不思議が隠れています。幾何には私も心打たれており、先日のゾムツール模型制作はとても楽しく作業させていただきました。ゾムツールは、正三角形・長方形・正五角形の穴が計62個空けられた小さな球と、その穴に差し込む棒とを組み合わせるだけで、簡単に複雑な立方格子模型を作り出すことができます。私達スタッフで完成させたものは、なんと10次元立方格子ということで、私には想像もできない複雑な模型となりました。しかしこの模型に光をあてて2次元の影を映し出すと、これまたきれいな図形が浮かび上がるのです!その美しさを皆様にもぜひご覧いただきたいと思います。

スタッフ一同、皆様のご来館をお持ちしております!!

zomu1
製作風景
zomu2
穴の空いた球