資料館スタッフブログ

東京女子大学

今月の21日に東京女子大学の学芸員過程の学生20名が来館され、博物館実習の授業が行われました。僕は学生スタッフとして普段行っているツアーを披露しました。いつもの解説とは違って、僕がどういう意図でそれぞれの解説をしているのか、ツアーとしてどこに気遣っているかなど、現場寄りの内容も話しました。僕は東京女子大学の方々と同学年で、為になるようなことを話せるのか気負っていたのですが、始めてみるととても熱心に聴かれていたので気負いも忘れ僕も集中しました。そのせいかいつもより早口で難しい内容も解説してしまい、微妙な手ごたえでした。ガイドは常に自分を含めた客観視が必要だというのに。慣れない女子大生が相手だったからでしょうか・・・?ソンナコトアリマセンヨ。

ツアーの後は本館の概要の紹介と質問の時間となりました。「学生スタッフになろうとしたきっかけは」、「計算機の保存方法」、「各企画の立ち上げ方」など運営上のことや、中には展示物から分かる科学技術に鋭く突っ込んだ質問もありました。それでもやはり一番話されることはここにいる人間としてどう振る舞っているかということで、解説者としての大原則「分からないことは“分からない“と言う」も出てきました。         

 僕はここにきてちょうど1年になりますが、微分解析機の実演も演るようになってはいてもその解説内容は先輩方の受け売りがまだ多いです。オリジナルとしての学生スタッフI.Y.の完成度を高くしていきたいなと、今回のイベントの受け答えで自分も振り返りながら思いました。

kouyou

鋭い質問に答えるI.Y.