資料館スタッフブログ

杉山先生が語った相対性理論

こんにちは!特別展が終わりに近づき、もう新人面も出来なくなってきました。I.Yです。

アインシュタインが遺した偉大な業績、相対性理論。私は物理学専攻なのですが、この特別展が始まる前から理論の理解に取り組むも、未だに出来たとは言えません。来館された方からも、「難しくて何が書いてあるかよくわからないね」というような声を聞きます。もっとも、相対性理論を本当に理解しているのは世界に3人しかいないという話も。そんな難しい相対性理論を私たちに簡単に解説すべく、11月15日(日)に杉山直先生が講演をしてくださいました。先生はまず理論の概要を話されたのですが、私たちが居る講堂を宇宙船に例えられたりして、文字を追うだけでは伝えようのない、臨場感のあふれる解説でありました。後半には、この重力を扱う理論に対してとても関連深い天体、ブラックホールをキーワードに理論に沿った様々な現象の話をされました。ブラックホールに落ちたらどうなるのか、地球上でブラックホールを作ったらどうなるのか、想像のつかないような現象が相対論を交えて語られるのは、とても面白かったです。

アインシュタイン展が終わっても私は物理をやる学生であり続けますし、この資料館のスタッフでもあり続けます。今回の講演のように、難しい理論を面白く解説できるようにまだまだ頑張りたいと思います。

lecture

参加者の皆さん、ありがとうございました!