資料館スタッフブログ

微分解析機の完全なる再生に向けて

微分解析機の入力卓の部品整備のお手伝いをするために、東京都小金井市にあるNICT(情報通信研究機構)へ行ってきました。

初めてNICTへ行ったのですが、着いてすぐにその施設の大きさに圧倒されました。

その後、受付で手続きを済ませ、作業をする施設へ案内して頂きました。到着した社会還元促進部門の施設は開発部品の試作などを行う所で、工作室には金属を削る大きな機械・特殊な部品・工具があり、作業をするには最適な場所でした。ここでマスクと手袋を装着し、シンナーに漬けて部品のニスをとる作業をおこないました。思うように綺麗にならないので時間をかけてブラシで磨く作業が手ごわかったです。作業完了後は入力卓の組み立てに移り、ボルトの締め具合によって動きが鈍くなる等の課題が出てきたので、さらに検討が必要となりました。

今回の作業で微分解析機の完全なる再生に少しですが近づいたのではないかと思います。今後も微分解析機再生プロジェクトの活動を着々と進めていきますのでご期待ください。

NICT

NICTでの作業