こんにちは。寒さが身にしみる季節になりました。現在、近代科学資料館では企画展『古代文化財の謎をとく』を開催中です。こちらでは、とても4600年前のものとは思えないほど色鮮やかな古代エジプトのタイルや装飾品を見ることができ、特に青色のきれいな古代ガラスが印象に残ります。また、ブラックライトの下で発光するウランガラスの作品や、当てる光の種類によって色が変わる不思議なルネ・ラリックのガラス作品の展示もあり、驚きの連続です。もちろんこれらは見るだけでも楽しめますが、化学の視点から見るとまた違う面白さがあります。私は化学に関して門外漢でありますが、分析によってわかる当時の文化や技術など、興味深いことがたくさんありました。

この企画展は12月14日まで開催しています。皆様も是非、近代科学資料館にお立ち寄りください。