資料館スタッフブログ

ISSを撮ろう

皆さんは国際宇宙ステーション“ISS”を見たことがありますか?ISSは高度400kmの軌道上を回っています。他の人工衛星と大きく違う点は、その巨大さと、何よりも「人が乗っている」ということでしょうか。

ISSは地上からも見ることができます。日の出前と日没後の夜空に、明るい点がすーっと移動していく様子が見られることがあります。これは太陽光が太陽電池パドルに反射した光です。時には金星よりも明るく輝くこともあります。

このISSの光跡はカメラに写すことも可能です。バルブモードや30秒ほどの露出時間が設定できるカメラでは比較的容易に写すことが可能です。コンパクトデジカメでも夜景モードなどの長時間・高感度露出の可能な機能を探してみてください。

ポイントは三脚を利用して露光中にぶれないようにすることです。ISSは数十秒から数分しか見えませんし、動いている対象ですので、事前に時間と向きを調べ、なるべく広角で写すのが成功の秘訣です。

私が撮影した右の写真は、資料館のポストカードになりました。宇宙実験展期間中にお配りしていたものですが、好評につき増刷しましたので、ご来館の際は気軽に学生スタッフまでお声をお掛けください。

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ISS

資料館とISSの軌跡 拡大表示

10月の夕刻、資料館の目の前からISSを撮影しました。ここまでの仕上がりを目指すには画像処理の技術も必要です。