今年も大変な盛り上がりをみせた理大祭の一方で、ここ資料館で２４日にあった宇宙talk@理大祭も大いに盛り上がりました。

それもそのはず、今回の講演のためにお招きしたのはあのJAXAの主任研究員 高沖宗夫さんです。「重力と生物の格闘－生き物たちを宇宙に連れて行くのはなぜだろう－」をテーマに、生物が重力から受ける影響などの興味深いお話を詳しく聞かせていただきました。

特に私が心に残ったのは、メダカは微少重力下ではどのような行動をとるのかというお話です。宇宙空間では上も下もないのに、なんとメダカたちはみんな上下がそろうらしいです。それは、メダカが光のある方向に合わせて上下を判断しているからで、微少重力下で光がないとメダカは大混乱するみたいです。あわあわしているメダカたちも、ちょっと見てみたいですね。高沖先生、講演会にいらしてくれた方々、お忙しい中ありがとうございました。

さて、ただいま当館２階におきまして「宇宙実験展」を１２月１３日まで開催しております。「日本の宇宙実験棟「きぼう」ではどんなことをしているの？」、「無重力ってどんな環境？」などのことをわかりやすく展示しています。入館料は無料です。気軽にお越しください。