新任の教育職員(研究者)紹介

2022.05.18

新たに4月からメンバーに加わった研究者を紹介します。

(a) 所属部署 (b) 専門領域 (c) 主な担当授業科目

神楽坂キャンパス教養部

    • 西野 方子
      NISHINO, Noriko
      (a) 神楽坂キャンパス教養部
      (b) 英文学
      (c) 「Listening & Speaking(理学部)」「Reading & Writing(理学部)」

      はじめまして、西野方子です。神楽坂キャンパスで英語の授業を担当します。英文学を専門に研究しており、特にイギリスの戦後実験小説に関心があります。言葉をはじめとした表現の分析を通して、大学で学ぶこと、さらにはこの世界について、みなさんが様々な角度から考えることのできるような授業ができればと思います。よろしくお願いします。

野田キャンパス教養部

  • 田中 美里
    TANAKA, Misato
    (a) 野田キャンパス教養部
    (b) 憲法学
    (c) 日本国憲法、法学1、法学2など

    野田キャンパスに着任した田中です。私の専門は法学で、なかでも憲法について研究する憲法学を専門としています。法学は、大学で専門的に習う学問というイメージが強く、法学部ではない皆さんにとってあまり馴染みのない学問と感じるかもしれません。しかし、どんな学問も、真剣に楽しみながら学んでみると、どこかでは互いに結びつきがあるものです。私も、学生の皆さんから多くのことを教わりたいと思っています。ぜひ、互いに教え、教わる、刺激しあえる関係を築いていきましょう。
  • Michel-Tanaka Xavier
    Michel-Tanaka Xavier
    (a) 野田キャンパス教養部
    (b) 冶金考古学、比較考古学
    (c) 初週外国語 フランス語

    フランス、シャンパーニュ地方出身。パリ・ソルボンヌ大学で日本とヨーロッパの鉄・鉄器生産を研究しており、金属の背景にある人間の技術、それからその裏にある社会の構成の歴史の比較的な研究を行う。フランス語の教育に関しては鹿児島大学やアンスティチュ・フランセでフランス語とフランスの文化を教える経験もあり、フランスの公式的な言語能力試験であるDELF・DALFの試験官の資格も持っている。

葛飾キャンパス教養部

  • 太田 智加子
    OTA, chikako
    (a) 葛飾キャンパス教養部
    (b) 社会言語学、視覚障害対応の英語教育開発法研究
    (c) 「Listening & Speaking」「Reading & Writing」(先進工学部)

    言語の多様性、相対性、平等性、グローバリゼーションの功罪について研究し、言語に起因する格差の解消をめざしている。英語の優位性が当然視されがちな社会の偏ったあり方を問い直し、日本の将来を担う学生達に伝えていきたい。
    これまでのキャリアの中で、教育現場で感じた課題を研究対象として深めてきた。結果、視覚障害者への英語教育法開発も重要な研究対象であり、高等教育機関において対応可能な範囲が広い。
  • 西倉 実季
    NISHIKURA, Miki
    (a) 葛飾キャンパス教養部
    (b) 社会学、ジェンダー研究
    (c) 社会学、現代社会学、ジェンダー論

    私たちの外見(appearance)と社会・文化との関係について研究しています。現在は、就労の場面での外見による差別の実態を調査したり、差別とそうでないものとの境界線を考えたり、差別を解消するための方法を提案したりすることに興味を持っています。授業では、科学・技術分野の専門家をめざすみなさんと、科学・技術が対象とする人間の多様性と社会の複雑さについて学んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 宇田川 彩
    UDAGAWA, Aya
    (a) 葛飾キャンパス教養部
    (b) 文化人類学、ユダヤ学
    (c) スペイン語、文化人類学、フィールド演習

    語学(スペイン語)や文化人類学という学問が、皆さんが自分自身の背丈より広い世界へ飛び出して行かれるきっかけになることを願っています。高い専門性とともに、さまざまな未知・未体験に出会う大学生活となるよう学びの空間をつくっていきましょう。
  • 田尻 歩
    TAJIRI, Ayumu
    (a) 葛飾キャンパス教養部
    (b) 表彰文化論、写真理論
    (c) 英語(工学部、先進工学部)

    このたび葛飾キャンパス教養部に着任いたしました田尻歩です。研究としては芸術、特に写真を中心に文化と社会の関係を考えています。授業の担当は英語です。私にとって英語は歴史や社会、文化と自分自身との関係についての理解を深めるために重要な媒体でした。授業ではこういった私自身の経験もお伝えしつつ、みなさんと一緒にさらに英語を学んでいければと思います。どうぞよろしくお願いします。
  • 洪 昌極
    HONG, Changguek
    (a) 葛飾キャンパス教養部
    (b) 朝鮮近代史、日本近代史、社会経済史
    (c) 日本史、朝鮮語

    私の専門は近代という時代の社会経済史です。経済史というと統計グラフのようなものが思い浮かぶかも知れませんが、私がとりわけ重視するのは数値の裏面にある「社会」の方です。例えば、経済成長と一言に言っても、生産者がどのような環境で生産活動を行なっているのか、富の分配システムはどのようなものなのかによって、その意味するところは大きく変わってきます。人々の生きる社会と経済について歴史的視点から共に考えていきたいと思います。