(2022.3.7開催)【学内向け】教養教育センター主催第9回セミナー「海外理工系大学における教養教育の実践――本学の教養教育向上のためのヒントはあるか?(2)」の開催について

2022.02.10

 2021年4月に本学の教養教育を一元的に担う教養教育研究院が発足して以来、学生に対する教養教育の質の向上と教員の研究活性化の取り組みが議論されてきました。これらの議論をより活発にするため、本セミナーでは海外の理工系大学の教養教育実践について知り、本学の教養教育の向上のためのヒントがないか考えます。
 本テーマでは全4回を計画しており、各回共通して、大学の⑴組織体制、⑵具体的な開講科目や必修・選択科目の別、⑶教養教員一人あたりの学生数、⑷注目すべき教養教育の実践方法、について報告がなされます。
 第1回の事例報告(オーストラリアと台湾の大学)に引き続き、第2回となる今回は、韓国のソウル科学技術大学における教養教育の実例を紹介します。
 特にこのシリーズを通して考えたい論点は以下の項目です。
①学生に、どのように教養教育に対するインセンティブを与え、専門以外のことを学ぶ意義を理解させるのか
②一般教養科目担当教員の専門性を、本学の教育の中でどう位置づけていくのか
 (いわゆる「教養教員」というものが実体として存在しているわけではない)
③(英語圏と非英語圏では当然異なる)言語教育の位置づけをどう考えるか
④広い意味での「公民教育」の必要性はあるのか(社会的弱者を見捨てない公共性や普遍的価値の涵養、SDGsに代表される将来の世代に向けた地球環境を守っていく意義を考えさせる教育の必要性)

日 時 :2022年3月7日(月) 14:00~16:00

場 所 :オンライン(Zoom)で開催(COVID-19の感染状況によってはハイフレックス開催)

対 象 :本学教職員(非常勤講師含む)

講演者 :CHONG Kiin 氏(ソウル科学技術大学 助教授)
    (同時通訳)上智大学 言語教育研究センター 非常勤講師 金景彩 氏

プログラム:
14:00       開会
14:05 ~ 14:20 セミナー概要説明、講演者紹介
14:20 ~ 15:10 講演
15:10 ~ 16:00 論点整理、質疑応答
16:00       閉会

※参加を希望する方は、3月4日(金)までにCENTISからお申し込みください。
※プログラムの内容は、変更となる場合があります。