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キクチ アキヒコ
菊池 明彦  教授
東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(28件)
レフェリー付学術論文(138件) | レフェリー付プロシーディングス(10件) | その他著作(15件) | 著書(18件) | 学会発表(1015件) | 特許(4件)
グループ バイオ、ナノテク・材料
研究・技術キーワード バイオマテリアル、機能性高分子、DDS、再生医療、組織工学、医用生体工学、生体材料学
研究・技術テーマ
  • 新規温度応答機能材料の調製とバイオマテリアルへの応用
  • 機能性微粒子の診断・ドラッグデリバリーシステムへの応用
  • 生体機能材料の調製と機能評価
  • バイオ医薬のドラッグデリバリーシステムの開発
  • バイオ分子を分離する新しい分離材料
研究・技術内容 高分子材料の選択・設計により、様々な機能を付与した材料開発が可能です。新しい材料開発を通じ、生体との相互作用を制御して機能するバイオマテリアルが調製できると考えて研究を進めています。 具体的には、温度刺激で表面物性や形を変化させる微粒子の設計を行っています。分散安定性と表面機能性を併せ持つ微粒子の設計をし、この微粒子を病気の診断や治療ツールに応用できると考えています。最近、グルコースに結合して分散性が変化する微粒子を開発し、簡易的な糖尿病の目視診断を実現しうることを見いだしました。今後糖尿病患者の簡易診断に向けた研究を推進していきます。 また、免疫細胞を標的にする微粒子や、腎臓機能維持を目指す新しい薬物治療担体の研究を進めています。 最後に、生分解性材料をラジカル重合で調製可能な2-メチレン-1,3-ジオキセパンを出発原料に用いた種々ポリマーの合成とバイオマテリアルへの応用に関する研究を展開しています。現在、骨誘導能や分化能を併せ持つ有機ー無機複合化材料としての特性を明らかにしつつあります。
産業への利用  基礎研究を中心に、将来的に実用化を目指した研究を展開しています。事業化・製品化を進める上で、企業との緊密な連携が必須と考えています。技術相談や共同研究からスタートできるよう相互に意見交換できる体制を整えていきます。 最近は、有機系高分子をベースに無機材料とのハイブリッド化を行ったり、高分子微粒子によって生体温度で、血糖認識する微粒子設計を実現しています。これらにご興味がある場合は是非ご連絡いただければ幸いです。 当研究室で推進している研究以外にも、広くバイオマテリアルに関して技術相談から対応可能です。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 これまでに、医療用材料・DDS用の材料の新規開発について、複数の企業と共同研究を行ったことがあります。 また、バイオマテリアル材料開発に関し、助言を行ったことがあります。 バイオマテリアル・DDS用材料に関し、専門知識を有しています。基本的に上記研究テーマやバイオマテリアルに関連する分野で様々な形態での産学連携が可能です。情報を互いに共有しながら、相互に連携して研究・開発を進められるとよいと考えています。企業研究者の博士論文指導や審査にも関わっております。J. Control. Release(Elsevier)の副編集者(2009-2020)、J. Biomater. Sci., Polym. Ed.(Taylor&Francis)の編集長を2023年から担当しており、これらの分野に精通しています。
その他所属研究機関 総合研究院 再生医療を加速する超細胞・DDS開発研究部門、界面科学研究部門
所属研究室 菊池・麻生研究室
所有研究装置 UV/Vis(温度制御付き)2台、FTIR(ATRユニット付)、蛍光分光光度計、示差走査熱量分析装置、HPLC、microHPLC、凍結乾燥機2台、遠心分離2台、溶出試験器2台、倒立顕微鏡2台、倒立型蛍光顕微鏡、マルチプレートリーダー(UV/Vis, 蛍光)、炭酸ガスインキュベーター2台、クリーンベンチ、安全キャビネット、ドラフトチャンバー3台、超純水装置、オートクレーブ滅菌器、窒素ライン、減圧ポンプ、ディープフリーザー(-80°C, -20°C)、精密天秤(3台)等
SDGs
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