INTERVIEW
- 留学の動機はなんですか?
海外のエンジニアと協力して航空宇宙分野でロケットや人工衛星などの開発をしたいという将来の夢がありました。その夢に一歩近づくための手段として、大学生という何にでも挑戦できるゴールデンタイムにアメリカに留学することが有効だと考えたことがきっかけです。また、日本から離れ、知り合いのいない国で一から人間関係を構築し、現地の学生と関わりながら生活をして、自分の限界を知る経験ができることにも魅力を感じていました。
- 留学して良かったこと、大変だったことはありますか?
留学してよかったことは、多様な背景を持つ人々と関わるなかで、今まで自分にはなかった新たな価値観を得ることができたことと、Davisの人々の温かさを感じたことです。

授業に全力で取り組むクラスメイトから影響を受けて、講義中に質問するようになり、物事に対する積極性が身につきました。現地の学生が学業以外の活動に積極的に取り組んでいる姿勢を見て、地域ボランティア(子供たちのためのイベントやチューター)や、教授から紹介してもらったインターンを経験しました。また、アメリカ本場のラクロスをプレーすることもできました。コロナ禍でDavisに残るという自分の選択を後悔しないよう、毎日効率的に生活できるように意識し、新しいことに挑戦できたと思っています。
大変だったことは、初めの2ヶ月くらいは、現地の学生と対面で関わることができず、自分からFacebookなどを使って関わらない限り英語を話す機会を作れなかったことです。ホストファミリーとのトラブルなどは自分で解決しなければならなかったことや大学で出される一つ一つの課題の難易度が非常に高く、オフィスアワーや授業後に、教授に理解できるまで何度も質問しなければいけなかったことにも苦労しました。 加えて、ほとんどの食べ物がハイカロリーなので、毎日ルームメイトと筋トレやランニングなどの定期的な運動をしないと体型維持が難しかったです。
- 留学の経験が現在の生活にどのように活きていますか? もしくは今後どう活かしていきたいですか?

自分にしかできない+αの活動に積極的に取り組めるようになりました。(学生ベンチャーやグローバルインターンシップの参加)
また、理科大にいる留学生とコミュニケーションが取れるようになりました。留学時は同時に様々なタスクをこなす必要があったため、タイムマネージメントをできるようになり、時間を効率的に使えるようにもなったとも思います。
現地の学生生活で経験したことは、アメリカの大学院へ進学したときに活かしていきます。また、今年は日米学生会議に参加する予定で、自分が身につけたコミュニケーション力を今回は学ぶのではなく、ツールとして使っていきたいと考えています。
- 留学を考えている人へメッセージ
私は、大学1年生のときに目的と手段の違いを理解しないまま留学の準備を進めていました。学生生活の中には数えきれないほどの選択肢が存在します。これから留学をする選択をした方は、「何のために留学をするのか」ということをはっきりさせて、大まかな年間予定を立てておくことをお勧めします。現地での時間は限られていて、一秒も無駄にできません。コロナ禍での留学は平常時より難易度も高く、大変ではありますが、そこで諦めるのではなく、このような時だからこそ人との繋がりを大切にし、今しかできない留学を思う存分楽しんでほしいです。



DAILY SCHEDULE
- 08:00授業
- 午前中の授業を受けたあとに、オフィスアワーで先生に課題について質問をします。
- 12:00チューター
- 日本語のクラスを担当していました。ほとんど学生に英語を鍛えてもらう時間になっていました。
- 14:00ランチ
- 午後に授業がない時は、ルームメイトとランチや買い出しに出かけたり、ランニングをしたりします。
- 16:00ミーティング
- Pal Partner やInternational houseの人々とオンラインで交流をしたり、インターンの会議をしたりします。
- 18:00部活
- キャンパスでUC Davisのラクロスクラブの活動をします。
- 20:00ディナー
- 課題が終わっていれば、ルームメイトと夜ご飯を食べながらNetflixを見てリラックスします。


※所属と学年はインタビュー当時のものです。
※所属と学年はインタビュー
当時のものです。
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