私の授業改善
2019.10.05
川村 幸夫(理工学部 教養 教授)
野田キャンパスで、英語表現、英語講読、時事英語、プレゼンテーションを担当しています。授業では、分かりやすい解説、納得のいく説明を心がけています。授業収録とWeb配信により、学部学科を超えた教員相互評価を行い、授業改善に役立てています。
LMS(Learning Management System)の活用
野田キャンパスで利用できるLMSのうちWebClassを利用しています。準備に時間と手間がかかりますが、学習効果はかなりのものだと思います。受講生は、配信された映像や音源を自分のペースで視聴することができますし、授業時間外での学習も可能です。配付資料等はいつでもダウンロードでき、問題はその場で正誤を確認することができます。提出締め切り前であれば、レポート提出も時間や場所の制約がなくなり、学生にとってはとても便利だと思います。また、予習や復習にも効果があります。教員側からの利点は、試験や小テストで正確な評価ができることと、学習状況の把握、理解度の分析等、すぐに授業のフィードバックができることです。これらのデータを授業改善に役立てています。
授業収録とWeb配信による相互評価
昨年度は一部クラスの授業を年間を通じて収録しました。自分の授業を客観的に見られたのは大きな収穫でした。また、学部学科を超えて評価やアドバイスを得られるメリットもありました。 今年度は不定期な収録ですが、これまでのところ、 昨年度以上の成果をあげられていると思います。今後は、さらに効果をあげられるように利用したいと考えています。
CLASSシステムの活用
毎回次の授業の範囲を伝えています。また、小テストや課題等の予告、連絡事項もCLASSシステムを通じてアナウンスしています。連絡漏れがなくなり、伝えたい情報がすぐさま学生に伝わり、学習効果をあげる一助となっています。
教室外学習の奨励
いつでもどこでも利用できるe-Learning教材(Net Academy2)での英語学習を奨励しています。個々のレベルに合った学習が可能です。このシステムは自立学習用に開発されています。とかく受け身になりやすい学生たちに、自主的に学習する習慣を身につけてもらいたい意図があります。
小テストの活用
小テストは学習効果をあげるためのよい手段であることは言うまでもありません。LMSを活用することで、さらに小テストの効果があがっていると思います。従来方式とは異なり、 LMSでは「受験→結果確認→復習」が短時間に行えます。これにより「効果的な学習」ができます。
発信型の授業
プレゼンテーションでは発信型の授業を行っています。うまくあてはまらないかも知れませんが体験型授業と言えるでしょう。受講生は試行錯誤を繰り返しながら、また、相互評価を重ねながら、少しずつではありますが、確実に、プレゼンテーション能力を身につけています。
外部からの情報収集
FD関連の学会や講習会等に出席し、さまざまな情報を得る努力をしています。また、他大学の先生方と定期的に教授法等の情報交換をしています。すぐさま反映できるとは限りませんが、活用できることはなるべく自分の授業に取り入れようとしています。