第35回FDセミナー開催報告(7/18)

2023.07.20

 「新任教員向けFDプログラム~理論をもとに授業設計を考える~」と題し、2023年7月18日(火)に第35回FDセミナーを開催しました。
 主に新任教員を対象として、着任からの早期に「本学教員として教育を実践するうえで身に付けるべき事項」の修得を目的として、動画視聴と対面セミナーを組み合わせた反転授業形式で開催しました。
 滝本センター長による開会挨拶、渡辺教授から趣旨説明の後、参加者は4人1グループでのグループディスカッションを行いました。
 最後に、井手本副学長による閉会挨拶にて締めくくりました。

<概要>
テ ー マ : 新任教員向けFDプログラム ~理論をもとに授業設計を考える~
日  時: 2023年7月18日(火) 10:30~12:00
場  所: 葛飾キャンパス 講義棟3階302教室
内  容: 開会挨拶 滝本 宗宏 教育DX推進センター長(創域理工学部 情報計算科学科 教授)
      趣旨説明 渡辺 雄貴 教育DX推進センター TL部門長(教育支援機構 教職教育センター 教授)
      閉会挨拶 井手本 康 副学長
対 象 者: 着任初年度の全新任教員/着任2年度目のうち前年度未受講の全教員
参 加 者:  69名

アンケート結果(抜粋):
(本セミナーを受講して良かったと思われる点)
・他学部の先生と情報交換し、自分の授業について客観的にみることができた。授業の組み立てを、入口・出口の設定後に手法を検討する点は大変参考になった。
・自身が良いと感じた経験が、必ずしも現代の学生が良いと感じるとは限らないという視点を持つことに気づくことができた。
・「~を理解する」では不十分であるとの、シラバスの不備を見つけることができた。
・他学科の先生方と悩みを共有できたこと。理科大生に対する解釈が異なって面白かった。

(本セミナーをよりよいものとするために改善すべき点)
・与えられたテーマに対してディスカッションの時間が短かった印象なので、もっとディスカッションの時間を長くしてほしい。
・主に講義スタイルの授業についてのシラバスの書き方や評価方法などを扱っているように感じた。演習や実験スタイルの授業についても、それら特有の事項を含めた授業の構成法などを扱ってくれると良いと感じた。
・助教という立場柄、授業を単独で持つことはないため、シラバスの書き方等の実感が湧かなかった。
・教室にいる人数が多く、周りのグループの声で自分のグループの会話がしづらいときがあった。教室を分けるなどしてほしい。

(セミナーの内容・進行に関する意見、FDセミナーへの要望等)
・良い例として、実際のシラバスを多数示していただけると、それを取り入れられるかどうかという議論がもっとできたと思います。
・助教の世代はほとんどデジタルネイティブ世代なので、現在の学生の世代に対する認識のアップデートが必要だと感じた。
・新任とひとくくりにするのではなく、助教など身分ごとの研修が必須だと思った。