第24回FDセミナー開催報告(7/13)
「インストラクショナルデザイン(授業設計)と授業改善」と題し、
2019年7月13日(土)に「東京理科大学教育開発センター 第24回FDセミナー」を開催しました。
松本洋一郎学長による開会挨拶後、教育開発センター ICT活用教育推進小委員会の渡辺雄貴委員長より、授業設計は、(1)どのような学生が履修しているかを考える「入口」、(2)授業の学習目標は何かを定義する「出口」、(3)どのような授業方法で、(1)の学生を(2)で定めた目標まで連れて行くかを考える「方法」の、大きく3 つのパーツにより構成されており、授業をする際の責任範囲は学習到達度で(2)-(1)の差分として考えられる旨の説明がありました。
その後、渡辺小委員長の進行のもと、参加者はグループに分かれ、上記(1)~(3)ごとのワークショップが進められました。グループディスカッションでは、「授業方法を講義、演習、グループ学習、プレゼンテーションなどの観点から検討」を行ったが、現在の授業方法を否定するわけではなく、いろいろな方法を使うことの重要性についても触れたうえでの「方法を変えないならばその理由」、についてもディスカッションを行いました。各グループ参加者同士で活発な意見交換が行われ、盛況のうちに閉会となりました。
<概要>
標 題: インストラクショナルデザイン(授業設計)と授業改善
日 時: 2019年7月13日(土)9時00分〜12時00分
場 所: 神楽坂キャンパス 8号館5階852教室
講 師: 渡辺 雄貴 教育支援機構 教職教育センター准教授(教育評価小委員会委員長)
内 容: 開会挨拶 松本 洋一郎 学長
ワークショップ 渡辺 雄貴 教育支援機構 教職教育センター准教授
閉会挨拶 岡村 総一郎 副学長・教育開発センター長
参 加 者: 65人(教員55人、事務職員10人)
アンケート結果(抜粋):
(本セミナーを受講して良かったと思われる点)
・アクティブ・ラーニングとは何か、少し分かった気がする
・アクティブ・ラーニングの具体化が考えられた。
(本セミナーをよりよいものとするために改善すべき点)
・個別の事例があれば良かった。
・受講者の多い講義(100名以上)での具体的な工夫等の紹介があれば良かった。
・実際の学生の声を聞ければもっと良かった。
(セミナーの内容・進行に関する意見、FDセミナーへの要望等)
・小テストや課題の回数とフィードバックを多くすると時間が非常にかかるため、
時間対効果のような議論ができると良いかと思いました。
※当日の動画はLETUS(学内者限定)から閲覧できます。
https://letus.ed.tus.ac.jp/course/view.php?id=11176
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