
2026.02.13
doxepin幾何異性体のヒスタミンH1受容体結合における熱力学的特性を解明
~エンタルピー-エントロピー補償の内訳に基づいた評価手法を確立~
研究の要旨とポイント ヒスタミンH1受容体(H1R)とdoxepin幾何異性体(E-doxepinおよびZ-doxepin)の結合を等温滴定型カロリーメーター(ITC)で直接測定し、熱力学パラメータを定量化することに成功しました。 分子動力…

2025.11.04
RNAステムループの折りたたみダイナミクスを分子動力学シミュレーションで再現
~RNAのデザインや創薬分野への応用に期待~
研究の要旨とポイント 分子動力学(MD)シミュレーションは、生体分子の原子レベルの構造およびダイナミクスをコンピュータ上で再現する手法として広く用いられています。しかし、RNAのダイナミクスは極めて複雑であり、予測精度には依然として課題が残…

2024.12.16
安藤 格士准教授及び田村 浩二教授の学術論文が『Computation』誌のFront Coverに選出
English 先進工学部 電子システム工学科 安藤 格士准教授及び先進工学部 生命システム工学科 田村 浩二教授の学術論文が『Computation』誌のFront Coverに選出されました。 受賞者 先進工学部 電子システム工学科 准…

2024.07.01
抗ヒスタミン薬Doxepinの異性体による結合特性のちがいを解明
~次世代抗ヒスタミン剤の設計へ向けた新たな知見~
研究の要旨とポイント 抗うつ薬や不眠症治療薬として用いられるDoxepinに含まれる2種類の幾何異性体(E体,Z体)のうち、Z体のほうがヒスタミンH1受容体(H1R)に対して約5倍強く結合することを明らかにしました。 分子動力学シミュレーシ…

2023.09.21
近年注目の水モデルOPCとOPC3の粘性の計算性能を評価
~水系の分子シミュレーションにおける基礎となる成果~
研究の要旨とポイント 水のさまざまな特性を高い精度で再現する分子シミュレーションのモデルとして、近年、4点からなるOptical Point Charge(OPC)と3点からなるOPC3が有望視されています。 OPCおよびOPC3の性能を評…

2023.03.10
L-アミノ酸を選択する反応メカニズムの解明、生命進化の大きな謎の解明に一歩前進
~量子力学と分子力学のハイブリッド計算法によるRNAのキラル選択的アミノアシル化反応の可視化~
研究の要旨とポイント 地球上の生物はなぜL-アミノ酸(左手型アミノ酸)を利用するようになったのかという「アミノ酸のホモキラリティー」の起源問題は、生命進化の大きな謎のひとつであり、その鍵を握るものとして「L-アミノ酸選択的なRNAのアミノア…