出産・育児・介護等のライフイベントは、研究者の研究活動に大きな変化をもたらすため、それらが研究の中断や研究時間確保の難しさに直結し、研究成果の蓄積に影響を与えることも少なくないのが現状です。
学校法人東京理科大学では、このような状況を改善するための施策の一つとして、特に本学女性研究者が出産・育児・介護等のライフイベントと研究を両立し、キャリアの形成を継続できるよう支援するため本学学生を「研究支援員」として雇用し、配置する「研究支援員制度」を実施します。
また、雇用される「研究支援員」には、身近なロールモデルとの交流の機会を提供し、OJT(On-the-Job Training)及び啓発を行うことで、学生の教育研究活動の一環としても位置付けます。
つきましては、2019年度における本制度の利用者を下記のとおり募集いたします。
なお、今回の募集は2019年4月に採用された専任教育職員の方が対象となります。
1.支援対象者(応募資格)
2019年4月に採用された本学の女性の専任教育職員(嘱託専任扱いを含む)のうち、以下のいずれかに該当する者(ただし、産前・産後休暇、育児休業又は介護休業中にある者を除く)
(1)出産予定の者
(2)小学校就学前の子を育児している者
(3)要介護認定を受けている親族を介護している者
※ 要介護状態とは、育児・介護休業法に基づき負傷、疾病又は身体上若しくは精神上の障害により、
2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態にある者をいう。
※ 親族とは、配偶者、父母、子、祖父母、孫、兄弟姉妹及び配偶者の父母をいう。
2.研究支援員
(1)資格等
以下①~④の全てに該当する者
① 本学の学部または大学院に在籍し、支援対象者(利用申請者)と同じキャンパスに所属する学生
② 研究支援員の業務を行うにあたり、自身の学業に支障のないことが確認できる学生
③ 研究支援員の業務を行うことについて自身の研究指導教員の許可を得た学生
④ 研究支援員の候補者は、支援対象者(利用申請者)が推薦することとし、推薦する候補者は1名までとする。
(2)業務内容
支援対象者の研究活動に必要な研究補助業務(実験補助、研究データ分析、統計処理、資料作成、文献調査等)
※ 研究補助以外(教育に関する業務等)の業務は対象外
(3)雇用期間
2019年6月3日から2020年3月15日までの間で、支援対象者が希望する期間とする。
3.申請期間
2019年4月1日(月)から2019年4月15日(月)16時まで
申請時に必要な書類等、応募の詳細につきましては、学内掲示をご確認ください。