資料館スタッフブログ

数学解いてます

夏休みも明け、徐々に大学生活の調子が戻ってきたK.Y.です。最近はMacで仮想環境を作り、その中にCentOSというサーバーとして使われているOSを入れて遊んでいます。

資料館の仕事として、企画展のために東京帝国大学の入試問題を解いています。大正初期の問題は、現在からすると平易で計算量の少ない問題が多いと感じますが、旧字体が多く、内容を把握するのに手間取ります。「成ルベク大ナル體積を有スル直圓錐ヲ作ラントス」という表現を見たときに、文脈から「體」は「体」の旧字体なのだろうと推測するところから、問題理解が始まります。

大学入学試験の変遷から、科学教育の歴史を知ることは、当たり前だと思っていたことを疑う良い機会になります。皆さんも資料館で一緒に考えてみませんか。

kouyou
数学の入試問題を解いている様子