資料館スタッフブログ

映画って良い物ですね

1ヶ月ほど追われていた試験勉強が終わり、解放感に浸る今日この頃、僕は映画「風立ちぬ」を友達と観賞しました。

今までのジブリ作品は「トトロ」や「千と千尋の神隠し」のように子供でも楽しめるものであったのに対して、本作は一線を画すものに感じられました。なぜなら、物語の時代背景が1920年代から戦後という日本にとって本当に辛い時代を描いているので子供には少し分かりにくい印象があったからです。

しかし、日本の歴史的背景が分かっていると、宮崎監督のゼロ戦に対する日本人の誇りと戦争に対する嫌悪感という矛盾が強く語られていることがよくわかります。一味違ったジブリ作品をご観賞してはどうでしょうか。

ちなみに、計算尺が映画内に度々出ています。近代科学資料館にも計算尺が展示されていますので、どうぞご見学に来ていただけたらと思います。

science

企画展での計算尺体験コーナー