資料館スタッフブログ

FACOM201が情報処理技術遺産に認定

先日、情報処理学会の「情報処理技術遺産」の認定式が東北大学の川内キャンパスで行われました。当館に展示してある富士通信機製造株式会社(現.富士通株式会社)の「FACOM201」が情報処理技術遺産に認定されました。

「情報処理技術遺産」とは、現存する貴重な実物を残していき、貴重な資料の存在を広く知ってもらい関心を高めるために情報処理学会により認定されるものです。認定された「FACOM201」は1960年から東京理科大学の数学科で使用されていました。

当時は今の電卓やコンピュータに使われているICはおろか、トランジスタも開発されていません。当時東京大学理学部の大学院生だった後藤英一氏によって発明された電子計算機用論理回路の「パラメトロン」が使用されています。 今の電卓やコンピュータからは想像できない程大きな電子計算機です。資料館スタッフブログの2月 「FACOM201」もあわせてご覧ください。
 
コンピュータ博物館「情報処理技術遺産」(外部リンク)
http://museum.ipsj.or.jp/heritage/index.html
皆さん「FACOM201」を当館に見に来て下さい。



授賞式の様子