資料館スタッフブログ

FACOM201

時が経つのは早いもので、2013年も2月となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか?

先日、当館に展示してある我が国独自に開発したパラメトロンコンピュータ、FACOM201の開発に携わった方のお話を聞く機会がありました。FACOM201は高さ2m、幅3.1m、奥行き0.75mもある巨大な計算機で、理科大には1960年に納入されました。当時はロケットの噴射口設計や車の振動シミュレーションなどの研究、あるいは電子計算機演習に利用されていたそうです。

近年では、コンピュータも、“ノート”パソコンと言うほど小さく薄くなり、処理の速度も当時とは比べ物にならないほど格段に速いです。開発者の方のお話は難しく、恥ずかしながらあまりよく理解できませんでした。しかし、こうして開発者の方のお話を聞くことで、現代科学は先代の方々の汗と涙の上にあるのだと実感しました。

来館の際には、是非現代科学の礎とも言える大型コンピュータをご覧になってください。

FACOM201

FACOM201