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ヒガミ ヨシカズ
樋上 賀一  教授
東京理科大学 薬学部 生命創薬科学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(45件)
レフェリー付学術論文(171件) | その他著作(20件) | 著書(7件) | 学会発表(224件) | 特許(5件)
グループ バイオ、その他
その他 : 健康医学
研究・技術キーワード 老化生物学、栄養生理学、代謝学
研究・技術テーマ
  • カロリー制限を模倣することによる健康寿命をも延伸可能な肥満症治療薬・代謝改善薬薬の開発
  • 脂肪組織の質の向上を介した代謝改善・抗老化・健康寿命延伸メカニズムの解明
  • ミトコンドリアの品質管理を介した細胞機能の改善
  • ミトコンドリアストレス応答を介した細胞機能の改善
  • 新規細胞老化マーカーの探索と機能評価
研究・技術内容 2050年の我が国は、2.5人に1人が、65歳以上のお年寄という超高齢化社会になるといわれている。それゆえ、代謝を改善し、老化を制御し、老化に伴って発症する様々な疾患を予防し、健康寿命の延伸を可能にする薬剤や機能性食品の開発が急務である。近年、脂肪組織は単なるエネルギー貯蔵臓器ではなく、内分泌臓器として重要で、また寿命制御にも関わっていることが明らかになってきた。最近、複数の肥満症治療薬が上市されているが、脂肪組織を直接標的としたヒトへも応用可能な肥満症治療薬は未だ開発されていない。 我々は脂肪組織における代謝のリモデリング、特にミトコンドリアの品質管理がカロリー制限による代謝改善・抗老化・寿命延伸作用に重要であることを明らかにした。現在、カロリー制限状態を模倣することで、代謝の改善や肥満症の治療に応用可能な薬物の開発を進めている。このような概念で創製される薬剤は、老化を制御(アンチエイジング)し、老化に伴って発症する様々な疾患を予防し、健康寿命の延伸をも可能にできるのではないかと期待される。
産業への利用 1)ミトコンドリア生合成に関わる新規因子が脂肪組織の機能維持に重要であることを見出している。この因子を標的とした健康寿命延伸をも可能にする代謝改善薬、肥満症治療薬などの薬剤開発を目指す共同研究パートナーを探している。 2)オートファジーやミトコンドリア生合成の活性化とは異なる、新規ミトコンドリア品質管理機構を見出だしている。ミトコンドリア品質管理を標的とした薬剤開発を目指す共同研究パートナーを探している。 3)ミトコンドリアストレス応答因子が健康寿命延伸に重要であることを見出だしている。ミトコンドリアストレス応答因子を標的とした薬剤開発を目指す共同研究パートナーを探している。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 オートファジーの活性化やミトコンドリアストレス応答などミトコンドリアを標的とした化合物の評価などで産学連携の実績があり、特にミトコンドリア関連する多様な評価系を有する。
その他所属研究機関 生命医科学研究所生体運命制御部門、総合研究院核酸創薬研究部門
所属研究室 分子病理・代謝学研究室
所有研究装置 小動物用X線CT(Latheta)、実験小動物用蛍光/発光/X線in vivoイメージングシステム(Xtreme)、細胞外フラックスアナライザー(プライムテック社)
SDGs
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