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ノグチ シヨウジ
野口 昭治  教授
東京理科大学 創域理工学部 機械航空宇宙工学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(18件)
レフェリー付学術論文(100件) | レフェリー付プロシーディングス(8件) | その他著作(265件) | 著書(8件) | 学会発表(231件)
グループ その他
その他 : 機械要素設計
研究・技術キーワード 転がり軸受、トライボロジー、精密計測、設計工学、機械機能要素
研究・技術テーマ
  • 小径玉軸受を対象とした音・振動寿命における外部振動の影響
  • 小径玉軸受の電食リッジマークの発生・成長過程の観察
  • 小径玉軸受の振動上昇における潤滑油中異物の影響
  • 小径玉軸受の動トルク低減に関する研究
  • 転がり軸受を使用した機械システムの機械状態監視に関する研究
研究・技術内容 2002年3月まで転がり軸受メーカーに勤務しておりました。転がり軸受やそれを組み込んだ製品(システム)における不具合解決や性能向上に関する経験は豊富です。特に小径やミニアチュア玉軸受に関する経験は豊富で、高速化対応技術、高回転精度化技術、低トルク化技術に精通しております。大学に移りまして、電食の研究を始めました。インバータを用いた回転速度制御が家電品においても普及してきました。その際、キャリア周波数の上昇とともにノイズによって軸受内で電食が見られるようになりました。小径玉軸受の電食発生限界を研究したところ、電圧で1.5V、電流10mAで500時間以内に電食が起こることを明らかにしました。実験スペース等の制約がありまして、研究対象は小径サイズとなってしまうのですが、軸受メーカー時代を含めますと30年以上転がり軸受の研究に従事しております。また、大学の研究者として転がり軸受を看板にしている教員はほとんどおりませんので、転がり軸受における実際の問題解決にお役立ていただけると存じます。
産業への利用 転がり軸受を直接対象としており、研究成果はすぐに製品へ応用が可能です。軸受だけでなく、それを組み込んだシステムの問題解決にもつながります。金属3Dプリンタを使って、従来にない機能・性能向上を目指したた新しい機械要素の開発も手がけております。機械要素の研究者は減っておりますので、問題が生じた場合、特にトライボロジーが原因と考えられる場合には、ご相談いただきたいと存じます。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導
具体的な産学連携形態内容 小型玉軸受の電食、軸受を組み込んだシステムの問題解決、回転精度測定機開発等ですが、これまでの具体的な共同研究・依頼研究の例としては、外筒冷却式の小型スピンドルモータにおいて、冷却空気の流路を解析によって最適化し、従来品よりも少ない流量で冷却能力を高めることに成功しています。転がり軸受以外の機械要素としては、ローラチェーンの研究もしています。強度を落とさず軽量を図る、プレートとピンの圧入におけるしめしろ量の最適化など設計の最適化に関する研究も行っていました。。
その他所属研究機関 トライボロジーセンター
所属研究室 理工学部機械工学科野口研究室
所有研究装置 真円度測定機、小型三次元測定機、FT-IR分析装置、鉄粉濃度計、小型精密粉体ショットピーニング装置、小型玉軸受トルク測定装置、小型玉軸受高速耐久試験装置、異物を含んだ潤滑油を用いた軸受耐久試験装置
SDGs
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