人の動機づけや精神的健康に関する心理学の理論の一つである自己決定理論に関する研究およびトピックを扱います。

当研究室では、心理学の視点から自己決定理論に基づく人間の動機づけに関する研究を行っています。特に、教育や組織における動機づけのメカニズムを探求し、データ解析を活用した実証的研究を推進しています。実験・調査データを統計的手法により解析し、行動の背景にある心理的要因を明らかにすることで、より効果的な教育支援や組織マネジメントへの応用を目指します。

【主な研究テーマ】
・将来目標の親子間・世代間伝達に関する研究：子どもの内発的将来目標の育成を目指して
・社会貢献目標が社会的リスクテイキング行動を抑制するメカニズム
・社会貢献目標を育む教育的介入プログラムの開発
・教師の学習指導の改善を促すフィードバックの効果：児童の積極的授業参加行動のアセスメント資料を活用して
・部活動動機づけと学習動機づけの相互関係の検討：転移のメカニズムと促進要因の検討
・児童におけるソーシャルスキルの個人内パターンに着目した指導のあり方

1. 准教授 西村 多久磨 NISHIMURA Takuma
2. 修士課程 1年 長谷川 稜 HASEGAWA Ryo