2024.03.29
ミドリムシを赤色化する手法を開発、鍵は『かつお出汁』と強い赤色光
~遺伝子改変を伴わないプロセス、微細藻類ユーグレナの食品利用拡大につながる知見~
東京理科大学 株式会社ユーグレナ 研究の要旨とポイント 豊富な栄養素をもち食品として注目される微細藻類ユーグレナ(和名「ミドリムシ」)は、栄養素の一つに抗酸化作用をもつカロテノイドを含有しており、健康維持や疾病の予防などへの効果が期待されて…
2023.11.16
トマトジュースでユーグレナを培養
~食用に適した、安価で簡単なユーグレナ培養方法の開発~
研究の要旨とポイント 微細藻類ユーグレナは各種栄養素を豊富に含み、栄養補給・健康増進を目的とした新しい食品として注目されています。しかしその製造には多くの工程が必要でした。 市販のトマトジュースを水で希釈し、必須ビタミン2種(B1、B12)…
2023.04.07
本学大学院生が日本物理学会 2023年春季大会において学生優秀発表賞を受賞
本学大学院生が日本物理学会 2023年春季大会において学生優秀発表賞を受賞しました。 受賞者 理学研究科 物理学専攻 博士後期課程1年 岡田 章宏 指導教員 理学部第一部 物理学科 教授 徳永 英司 受賞題目 ITO電極界面の液体ポッケルス…
2020.09.25
天然食用色素による安全で安価な細胞の生死判定法を開発
~ミドリムシからヒトがん細胞まで適用が可能、幅広い分野への応用に期待~
研究の要旨とポイント ●細胞の生死判定に一般的に用いられる合成色素は有毒であり、生きた細胞も殺してしまうため、試験後の培地は使用できないという問題がありました。 ●本研究では、食用色素を用いた低コストで非侵襲的な細胞の生死判定法の開発に成功…
2020.02.17
光吸収と熱緩和のスペクトルの差分を利用したエネルギー変換効率の測定に成功
~測定ノイズを低減した熱緩和スペクトルの高感度な測定法がもたらした成果~
研究の要旨とポイント ●分光白色ランプ光を励起光源とし、白色LED用の高効率な赤色発光体を試料として、光エネルギーを蛍光発光に変換する、エネルギーの変換効率の高信頼度な測定に成功しました。 ●光エネルギーの変換効率は、試料が吸収した光のスペ…
2019.11.20
液体の水を利用した光変調器の開発に世界で初めて成功
~界面ポッケルス効果を用いた巨大光変調の実現~
東京理科大学 研究の要旨とポイント ●電解質水溶液とガラス基板上の透明電極薄膜だけで構成される光変調器を世界で初めて開発しました。 ●光の変調は、電極と水の界面に発生するポッケルス効果を利用したものです。 ●ポッケルス効果とは、物質に対して…