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ナカノワタリ スナオ
中野渡 淳  助教
東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(13件)
グループ ナノテク・材料
研究・技術キーワード 触媒化学、マテリアルズインフォマティクス、ハイスループット実験
研究・技術テーマ
  • ハイスループット触媒スクリーニングプロトコルの確立
  • 実験データを基にした触媒発見アルゴリズムの構築
  • 材料データの効果的な可視化方法の検討
研究・技術内容 固体触媒は、現代の多様な工業および産業を支える汎用性の高い材料である。しかしながら、新たな高性能触媒の発見や既存触媒の改良は非常に困難である。固体触媒上では、触媒反応中に時間的および空間的な変化が継続的に生じるため、入力に対する出力の予測が困難となる。そのため、触媒設計段階で適切な指針を提示することが難しく、知識と経験を組み合わせた試行錯誤が触媒開発の主要な原動力となっている。しかし、工業・産業の成熟に伴い、触媒材料に求められる性能や安定性の要件は年々高まっている。それらに対応するためには、触媒がより複雑な組成・構造を有する必要があるが、触媒が複雑になるほど試行錯誤プロセスの負担も増加する。そのため、効率的な触媒開発の方法論が強く求められている。 このような状況に対処するため、私は触媒探索プロセスの合理化・効率化を図るとともに、そこから得られた大量の触媒データに基づくデータ科学的アプローチによって新規触媒の発見や触媒機構の解明をすることを主たる研究テーマとして取り組んでいる。
産業への利用 触媒実験のハイスループット化に当たって、光触媒であればマイクロプレートリーダー、熱触媒であれば四重極質量分析計が欲しい。それに出資していただける共同研究パートナーを探している。また、もし触媒実験をハイスループット化したい、もしくはハイスループット実験から得られるデータの扱い方が分からないという企業の方がおられましたら、ぜひ協力させていただきたい。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関
所属研究室 安盛・勝又研究室
所有研究装置 GC-MS LC
SDGs
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