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タケウチ ケン
竹内 謙 教授
東京理科大学 教養教育研究院 北海道・長万部キャンパス教養部
竹内 謙 教授
東京理科大学 教養教育研究院 北海道・長万部キャンパス教養部
グループ |
バイオ、ナノテク・材料、環境 |
研究・技術キーワード | 電気化学 無機材料化学 |
研究・技術テーマ |
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研究・技術内容 | (1)ホタテ貝殻 北海道は国内のホタテ貝の漁獲量(平成20年度31万トン)の90%以上のシェアを占めている。このホタテ養殖は本学キャンパスのある長万部町の主要産業である。しかし、一方で、ホタテ貝殻が産業廃棄物として全国で年間15万トンも生じ、その処理が課題である。従来、ホタテ貝殻は、炭酸カルシウムの原料として利用されることが多い。しかし、その再利用コストは石灰岩由来のそれよりも高く、一般的に広く普及するまでには至っていない。付加価値を得るためには、ホタテ貝殻のみが持つ機能性を見いだす事が重要である。その観点で、ホタテ貝殻特有の機能性の探索と、その機能発現のメカニズムを解明することを目的に、ミクロ、ナノレベルでの貝殻の構造を解析している。 (2)ケガニ養殖 ケガニの漁獲量は、1950年代から見て、現在、十分の一程度まで減少している。そこで、まだ、実現されていないケガニの養殖のための基礎的研究を行っている。具体的には、養殖のネックとなる(1)漁獲できるまで7年程度かかるという飼育期間の短縮、(2)ケガニに必須の砂床の清浄化、(3)浮遊幼生の安定的飼育、(4)共喰いの防止、などに関しての研究を行っている。 |
産業への利用 | (1)ホタテ貝殻 ホタテ貝殻の機能性を利用して、気体中の有機物質の吸着剤や、水溶液中の有毒金属の除去剤としての利用を模索している。ただし、表面修飾を行う必要性があるなどの課題があるため、ミクロ、ナノレベルでの表面修飾を行うことができる共同研究パートナーを捜している。 (2)ケガニ養殖 ケガニ養殖の研究を共同で行う共同研究パートナーを捜している。 |
可能な産学連携形態 | 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応 |
具体的な産学連携形態内容 | 特に無し |
その他所属研究機関 | |
所属研究室 | 竹内研究室 |
所有研究装置 | X線回折装置(XRD)、原子吸光光度計(AA)、走査型電子顕微鏡(SEM)、エネルギー分散型X線分析装置(EDS)、熱分析装置(TGA)、固体酸化物型燃料電池(SOFC)、交流インピーダンス測定装置(EIS)、ガスクロマトグラフィー(GC)、ボックス型電気炉、チューブ型電気炉、ケガニ育成水槽 |
SDGs |
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