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ササキ タケオ
佐々木 健夫  教授
東京理科大学 理学部第二部 化学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(19件)
レフェリー付学術論文(103件) | レフェリー付プロシーディングス(26件) | その他著作(9件) | 著書(17件) | 学会発表(454件) | 特許(13件)
グループ ナノテク・材料、その他
その他 : 光学材料、光機能性材料
研究・技術キーワード 液晶、機能性高分子
研究・技術テーマ
  • 強誘電性液晶のフォトリフラクティブ効果(動的ホログラム)
  • 光信号増幅
  • 光解重合性高分子
  • 光解体性接着剤(光照射で剥離する接着剤)
研究・技術内容 (1)有機物を用いたフォトリフラクティブ材料の開発を行っている。フォトリフラクティブ効果とは、ホログラムを形成する現象のひとつで、動的な(動く)ホログラムを形成することが特徴である。これを用いれば、3D立体ホログラム動画を表示したり、光信号を増幅する素子、距離計測用素子など、様々な応用が可能である。我々は強誘電性液晶を用い、世界最高速で応答するフォトリフラクティブ材料を見出している。 (2)光解重合性高分子の研究。光を照射すると露光部分が解重合反応を生じ、ばらばらのモノマーに変化してしまうポリマーを開発している。これは、立体リソグラフや光剥離性接着剤(解体性接着剤)への応用が可能である。
産業への利用 液晶系フォトリフラクティブ材料の開発。 高感度かつ高速応答のフォトリフラクティブ材料の開発を行っている。赤外領域まで感光域を広げることで、車載用レーザーレーダーの増幅器や、皮膚下組織の観察に用いる光トモグラフィーの開発を目指している。 光照射で解重合する高分子の開発。 我々が開発した光解重合性高分子は、よく知られたエポキシ系接着剤であるアラルダイトを超える接着強度を示す。そしてこれに紫外線を照射すると高分子は分解し、接着体から剥離する。これを利用した解体性接着剤の開発を目指している。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究
具体的な産学連携形態内容 科学技術振興機構(JST)戦略的イノベーション創出推進プログラム(S-イノベーション)に参画し、企業と共同で有機フォトリフラクティブ材料を用いたデジタル3Dサイネージの開発を行っている。
その他所属研究機関
所属研究室 理学部第二部化学科佐々木研究室
所有研究装置 フォトリフラクティブ効果評価装置(2光波結合、4光波混合)、DSC、GPC、AFM、誘電率測定装置、自発分極測定装置、引っ張り試験器、偏光顕微鏡、UV-vis分光光度計、FT-IR、液晶パネル作成装置、光スペクトルアナライザー、紫外線照射装置
SDGs
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