Top


ヤダ シホ
矢田 詩歩  助教
東京理科大学 工学部 工業化学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(8件)
レフェリー付学術論文(31件) | その他著作(14件) | 著書(6件) | 学会発表(60件)
グループ ナノテク・材料、環境
研究・技術キーワード 界面活性剤、分子集合体、泡、構造解析、X線・中性子小角散乱
研究・技術テーマ
  • 界面活性剤から作られる泡の構造と安定性の評価および応用
  • 高性能および高機能化を目指した新規界面活性剤の開発
  • X線および中性子小角散乱を用いた分子集合体のナノ構造解析
  • 新規界面活性剤を保護剤に用いた金ナノ粒子の構造と触媒活性
研究・技術内容 1) 界面活性剤などから作られる泡の構造を小角散乱などを用いて調べ、安定性について粘度や界面粘弾性などの評価により検討しています。この泡沫特性を利用して、重金属イオンを用いた泡沫分離への応用を試みています。 2) 高性能および高機能化を目指した新しい構造の界面活性剤の開発を行っています。例えば、ポリオキシエチレン鎖に鎖長分布をもたない単一鎖長の末端基修飾型ポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤を分子設計・合成し、曇点や静的・動的表面張力などの基本的な物性評価、さらには放射光施設のX線小角散乱、中性子小角散乱、動的・静的光散乱、低温透過型電子顕微鏡、レオロジーなどを用いた会合体のナノ構造解析まで幅広く研究を展開しています。物性と分子構造の関係を調べることで社会に貢献したいと考えています。 3) 界面活性剤などが水溶液中で形成する分子集合体のナノ構造について、SPring-8のBL40B2およびBL19B2に設置のX線小角散乱およびJ-PARCのBL15大観およびJRR-3のSANS-UおよびSANS-Jに設置の中性子小角散乱を用いて詳しく調べています。SAXSおよびSANSを組み合わせたモデル解析により精密な構造解析に取り組んでいます。
産業への利用 マッチング業界:化学、界面活性剤原料、化粧品、洗浄メーカーなど
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 化学、界面活性剤原料、化粧品、洗浄メーカーなど複数の共同研究の実績あり。
その他所属研究機関
所属研究室 近藤研究室
所有研究装置 表面張力計(Wilhelmy Plate法・Pendant Drop法)・動的フォームアナライザ・紫外可視分光光度計・赤外分光光度計・蛍光分光光度計・倒立型顕微鏡(偏光・微分干渉・蛍光)・高速ホモジナイザー・反射率測定装置・キラルHPLC・リサイクルHPLC
SDGs
CLOSE