Top


モハマド フイクリ
MOHAMMAD FIKRY  助教
東京理科大学 創域理工学部 機械航空宇宙工学科
プロフィール | 研究シーズ
レフェリー付学術論文(16件) | その他著作(38件) | 著書(5件) | 学会発表(79件)
グループ ナノテク・材料
研究・技術キーワード 複合材料工学,機械材料学
研究・技術テーマ
  • 複合材料の力学的特性及び損傷挙動評価
  • 複合材料積層板の強度と破壊に関する研究
  • 複合材料の構造力学に関する研究
研究・技術内容 航空・宇宙⽤途など軽量,⾼剛性・⾼強度を 要求される分野で使⽤される繊維強化複合材料を中⼼に,より⾼性能な新材料開発指針を与えることを⽬指し,⼒学的特性評価法とそのモデリングに関する研究を行っている.炭素繊維強化プラスチック(CFRP)積層板のマトリックスクラック発生・進展プロセスの詳細な観察とそのモデル化を行っている.また,それを基にした,複雑な構造を有するCFRPの微視的損傷発生・進展プロセスを実験的に明らかにし,有限要素法(FEM)及び変分解析(Variational Analysis)によってそのモデル化も行っている.
産業への利用 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を中心とする繊維強化複合材料は高強度・高剛性という特性から従来航空機,宇宙航空機器等に利用されているが,近年,自動車等の産業分野への用途の拡大が期待されている.しかしながら,実構造においては,板厚の変化させるためのテーパー部や接合のためのボルト穴設置のための繊維不連続部や接着・接合部といった複雑構造を有するため,その設計法が十分に確立されていないことにより安全率を高くする必要があり,CFRPを使用する軽量化効果を十分に得られていないのが実状である.これは,このような複雑構造を有する部分の局所損傷挙動が十分に明らかにされておらず,またそのことにより実構造の最適設計手法が確立されていないという問題点による.この問題点の解決のためには,複雑構造を有するCFRP積層板の局所損傷挙動を実験的に明らかにし,それを基にしたCFRP実構造の最適設計手法を構築することが必要となる.現在行っている研究は複雑構造を有するCFRP積層板の力学的特性及び損傷挙動の評価を行い,その最適設計手法を確立することを目的としている.
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関 総合研究院 スペースシステム創造研究センター,複合材料研究部門
所属研究室 荻原研究室
所有研究装置
SDGs
CLOSE