Top


タガ シヨウヘイ
多賀 祥平  助教
東京理科大学 創域理工学部 情報計算科学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(13件)
レフェリー付学術論文(1件) | レフェリー付プロシーディングス(4件) | 学会発表(4件)
グループ IT
研究・技術キーワード 災害時避難支援システム、モバイルアドホックネットワーク、マルチエージェントシステム
研究・技術テーマ
  • 災害発生後の避難を支援するシステムの開発
  • 機能停止した通信インフラを代替するシステムの開発
研究・技術内容 地震などの大規模な災害が発生した後の被災者の避難を支援するシステムを開発している。通信設備の機能停止や輻輳などにより大規模な災害の発生後は既存の通信インフラが使用不能となる場合があることを考慮し、既存の通信インフラの代替手段となる通信手法の開発を行っている。具体的には、被災者達が所有する携帯端末を使用したモバイルアドホックネットワークを構築し、災害や避難経路に関する情報の共有を行う。
産業への利用 日本は災害が多く発生する地域であり、災害対策は多くの人命および財産を守るために必要不可欠となる。自治体等で集団での避難訓練は行っているが、災害の状況次第では1人あるいは少人数で速やかに避難する必要がある。このような場合において、被災者の全員が事前に避難経路を把握しているとは限らない。また、既存の通信インフラが災害により使用不能となれば避難経路や災害に関する情報を入手することが難しくなる。このような問題に対して、被災者の持つ携帯端末を使用してモバイルアドホックネットワークを構築する避難支援システムを導入することにより効率的な避難を実現することが可能になる。現在はスマートフォンは非常に普及しており、本避難支援システムの導入は現実的だと考える。現状の課題はスマートフォンでモバイルアドホックネットワークを構築する際のセキュリティと、多数のスマートフォン間で通信を行った際のネットワークへの負荷であり、それぞれについて検証を行っている。
可能な産学連携形態
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関
所属研究室 滝本研究室
所有研究装置
SDGs
CLOSE